日別アーカイブ: 18-07-25

集団予防接種とB型肝炎


幼少期に受けた集団予防接種によってB型肝炎ウイルスに感染した方に対して国が責任を認め、それを救済するために制定した制度がB型肝炎給付金です。これだけお話してもまったく意味が分からないという方もおられるでしょうからもう少し詳しくお話しましょう。昭和23年から昭和63年くらいまでに行われていた集団予防接種では注射針を連続使用することも珍しくありませんでした。現在の医療現場では到底考えられないような行為ですが、かつてはこのようなことは大して珍しくありませんでしたし、危険性についても認識されていなかったのです。

注射器B型肝炎ウイルスは人間の血液や体液などを介して感染しますから、当然注射器を使いまわしながら予防接種を行うことで多くの人に感染が広がります。このような経緯でB型肝炎ウイルスに感染した方を救済する制度がB型肝炎給付金なのです。B型肝炎になると肝細胞にさまざまな悪影響を及ぼしますし、そこから肝硬変や肝がんなどの病気を引き起こすこともあります。

B型肝炎給付金を受け取るのは感染者からすると当然の権利なのですが、具体的にどのようにすればいいのか分からないという方も多いでしょう。B型肝炎給付金を受け取るには訴訟を起こす必要があり、裁判を経たのちに給付金を支払ってもらうことができます。ここでは、B型肝炎給付金を支払ってもらうためにどうして訴訟が必要なのか、弁護士に相談する必要はあるのかといった内容でお伝えしたいと思います。