日別アーカイブ: 18-07-27

訴訟が必要な理由


「そもそもどうして訴訟なんてしなくてはいけないの?」と感じた方は決して少なくないはずです。集団予防接種で注射器を使い回したことが原因で多くの方がB型肝炎に感染したわけですし、それを見過ごしていた国には当然責任が生じます。国はその責任を認めているからこそ給付金を支払う制度を設けたのですが、過去の過ちを素直に認めているのなら訴訟などのステップを踏まず、すべての感染者に普通に給付金を支払えばいいのではと誰もが思っているでしょう。しかし、B型肝炎に感染するのは何も集団予防接種だけが原因ではありません。

裁判国が給付金の支払い対象としているのはあくまで過去の集団予防接種による感染者です。細かい話をすると一次感染者から生まれた二次感染者も支払い対象としていますが、大元の原因が注射器の使い回しをした集団予防接種だと認識していますし、それ以外の感染者に対して給付金を支払う必要はないと考えています。給付金を申請する人が本当に集団予防接種によって感染したかどうかを裁判で審議し、判断するために訴訟というステップを踏まなければいけないようになっているのです。ほかの原因で感染した方としっかり区別するため、ということですね。